京都御所 蛤御門

【立札より】

 江戸時代末期の1964年(元治元年)、この門の周辺で長州藩と御所の護衛に当たっていた会津・薩摩・桑名藩との間で激戦が行われました。この戦いが「禁門の変蛤御門の変)」で、門の梁にはその当時の鉄砲の銃弾らしき跡が残っています。この門は新在家門といわれていましたが、江戸時代の大火で、これまで閉ざされていた門が初めて開かれたため、「焼けて口開く蛤」にたとえて、蛤御門と呼ばれるようになったと言われています。